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スーパーサイズ・タブレットはタブレットと言えるのか?

iPadの登場以来、タブレットの出荷数は増え続けており、2016年までには世界人口の10分の1がタブレットを保有

するようになるという数字も出ています。しかし、ここ3年間ほどでオールインワンPCといったデバイスもクローズアップされてきています。

オールインワンPC

よりスタイリッシュで省スペースな、デスクトップPCに代わるパソコンとして開発されたのがオールインワンPCです。CPUとGPUをひとつのユニットに内蔵し、マルチタッチ操作が可能です。 これらのモデルの多くはWindows7か8を搭載しており、Dell、HP、Lenovoといった大手PCメーカーから発売されています。AppleがMacによりそのトレンドを作ったとも言われています。

問題はメーカーのマーケティングチームが、製品名の最後に長々と「オールインワンPC」とつけることを良しとせず、代わりに「タブレット」とつけたことです。Dellが18インチXPSタブレットを発表した際、Creative Strategiesの主任アナリストのBen Bajarinは「オールインワンPCはタブレットの定義を変えたのか?」と疑問を持ちました。

「タブレットとは何か?」という疑問は今日では重要な意味を帯びてきています。それは技術進歩やメーカーの絶え間ない工夫により、刻々とタブレットがその姿を変えていく中で、タブレットをきちんと定義づけることがタブレットを戦略的に導入する上で重要だからです。XPS18は人々のオールインワンPCへの先入観のみならず、タブレットへの先入観にも疑問を投げかけるデバイスとなりえます。

スクリーンのサイズは小型デスクトップ並ですが、重量は2,2kg、価格は889ドルです。同様にWindows8を搭載したMicrosoftのSurface Pro(10.6インチ、0.9kg、899ドル)などと大差ありません。XPS18のようなデバイスの有利な点は、友人同士や家族と一緒に絵を描いたりゲームをしたりできる共用デバイスとして使用できることです。ビジネスパーソンにとっては書類を共同で作成したり、プレゼンテーションの際にも有用です。

これは特別目新しい試みではありません。高品質で高価格の40インチSurfaceテーブル(SamsungとMicrosoftの共同開発)やインタラクティブ・ホワイトボード付き壁掛けultra-short-throwプロジェクターなども同様のものです。タッチ操作可能なデジタルサイネージディスプレイに対応しています。

タブレットの再定義が必要

近ごろPanasonicやSonyの20インチディスプレイのコンピュータ、AsusのTransformer AIOやViewSonicのSmart business tablet monitorなどが展示会で発表されてきました。そのどれもがタブレットとして発表されており、サイズがタブレットか否かを決めるとすれば、タブレットとして捉えていいものか疑問が残ります。

「タブレットの名を借りた誇大広告に走るマーケティングが多い」GartnerのアナリストCarolina Milanesiはこれらの大型タブレットについてそう語ります。「これらのタブレットは大きすぎてタブレットとは思えないし、従来のタブレットと同じようには使われない。むしろデスクトップPCの代わりとなるものだ」

こうした背景にはタブレットとPCの境界が曖昧になっていることがあります。その善し悪しは別としても、誇大広告が生まれる原因としては肯けるものがあります。定義は今後も変わっていく可能性は十分あるとして、現時点ではモバイル性能をきちんと備えていることがタブレットの必要条件であり、それを踏まえればそれに欠ける大型タブレットというものは本末転倒と言えるのではないでしょうか。

そもそもタブレットはなぜ生まれた?

こちらはPCとタブレットの性能やスペックを比較した表です。目まぐるしく製品スペックが変化している現在ではこの限りではないと断っておくとして、(起動の速いUltrabookやキーボード付きのタブレットSurfaceなど)そもそも両者はこのように捉えられていました。タブレットはPCとスマートホンの中間にあるようなニーズを満たし、新しいユーザーエクスペリエンスを提供するものでした。

しかし前述したように現在では両者の境目が曖昧になりつつあります。良く言えばいいとこ取りであり、悪く言えばどっちつかずになりつつあると言えます。タブレットの成功により、メーカー側としても境界が曖昧なものはあえてタブレットとして売り出したいという意向が見え隠れします。

今後も両者の融合が進むことで、PCとタブレットの違いを議論する必要性がなくなっていく可能性もあります。しかし個人ユーザーならともかく、戦略的にタブレット導入を考える企業にとってはメーカー側の喧伝に惑わされることなく、ニーズを満たすことのできるスペックを備えた「タブレット」を見抜く視点が必要になると思われます。

この記事はTab Timesの記事をOrange Blogが日本向けに編集したものです。

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