店舗運営のAtoZ全31回

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Lesson6 業務改善編

30業務改善が可能なビジネスアプリとは未学習

ここで学ぶ概要

この講座は約9分で読めます


スマホやタブレットの普及に伴って、携帯ゲームアプリから日常生活に役立つ便利アプリまで、毎日休むことなく大量に開発・リリースされて続けています。

そして、そんなアプリの中には、ビジネスシーンで活用することにより、店舗の業務を改善できる、ビジネスアプリと呼ばれるものがあります。

そこで、「業務改善編」の最終回となる今回は、そんなビジネスアプリをその有効な活用法とともに解説をしていきます。

  • ビジネスアプリのカテゴリーとおすすめアプリ3選
  1. 顧客管理アプリ
    1. Eight
    2. 営業アイテム
    3. 顧客カルテ+POS&予約管理アプリ
  2. ToDo管理アプリ
    1. DekaTodo
    2. Todoist
    3. Any.Do
  3. 情報収集・管理アプリ
    1. グノシー
    2. 解凍ツール
    3. Office Lens 
  • まとめ

ビジネスアプリのカテゴリーとおすすめアプリ3選

ビジネスという言葉を一言で表す日本語はありませんが、店舗におけるビジネスとは、お客様に商品・サービスを販売し、売上をアップさせるのが最大の目的となります。

そして、

1、顧客情報を分類・管理する。
2、「やるべきこと」「忘れてはいけないこと」を整理する。
3、情報を集めマーケティングを行い、有効な販売戦略を練る。

という活動を連動させながら、業務改善を進めていかなくてはなりません。

そこで、「1,2,3」それぞれのシーンで役に立つ、おすすめビジネスアプリを3つずつ厳選し、紹介してまいります。

1、顧客管理アプリ

まずは、店舗の売上向上とその安定化を図るうえで大切な、「顧客管理業務」の改善に役立つアプリから紹介します。

1-1 Eight

数あるビジネスアプリの中でも、人気俳優が出演するテレビCMの効果もあり注目度がアップ、ユーザー数も増加しているのが、このEightという名詞情報管理アプリです。

商談相手の名刺をスマホで写真撮影するだけで、相手の名刺に書かれている

  • 社名
  • 氏名
  • 会社所在地
  • 電話番号(事務所&携帯)
  • メールアドレス

などといった、あらゆる顧客情報をスマホの中でデータとして整理ことができ、そのまま電話やメール連絡先として利用できます。

また、会社住所を地図と連動させることも可能なため、急ぎの商談などによる外出時、ナビゲーション機能としても非常に重宝します。

さらに、このEight最大の特徴となっているのが、商談相手がともにEightユーザーだった場合、たとえ離れた場所にいてもフェイスブックやGmailなどの利用によって名詞交換ができることです。

そして何より、これだけの名刺情報管理機能を有しながら、そのダウンロードと利用が無料とあって、多くのビジネスマンがかさばる名詞帳がわりに利用しています。

参考:https://8card.net/

1-2 営業アイテム

このアプリは、顧客情報をワンタッチでスマホで整理できるだけではなく、

  • 潜在客
  • 見込み客
  • 今すぐ客

といった具合に、顧客を「優先度」によって、タグ分け管理ができる優れものです。

また、それぞれの顧客とのコンタクトを取った日時や回数が一目でわかるので、フォローアップがはかどり、潜在客や見込み客を「今すぐ客」に育てるのに一役買ってくれます。

さらに、顧客に伝えたい情報などをメモしておける機能も備わっているなど、営業業務の改善に多方面で活用することができます。

参考:https://app-liv.jp/858326859/

1-3 顧客カルテ+POS &予約管理 アプリ

上記の2つは、主に外回りの営業マンにうってつけの顧客管理アプリでしたが、こちらは美容室やエステ・ネイルサロンなどといった、美容系サービスを提供している店舗におすすめのアプリです。

顧客一人一人のカルテ作成・確認がスマホ・タブレット上でできるため、これまで紙で管理していたそれらを無くす、ペーパーレスにつながりますので、顧客管理業務の効率化とともに、コストの削減にも役立ちます。

また、日時・月次セールスレポートなどといったPOSデータの確認や、予約状況・担当スタッフのシフトの管理まで可能なので、出先でも店舗業務が円滑化を図ることができます。

参考:https://app-liv.jp/843977256/

【ここがポイント!】
~リピーターの創生に合わせ管理・維持も大切~
顧客管理業務をおろそかにしてしまっては、なかなかリピーターを獲得できません。

また、リピーターへ育てることができたとしても、アフターフォローがおろそかになってしまうと徐々に信頼感や親近感が薄れ、店舗への足が遠のいてしまうこともあります。

ここで紹介した顧客管理アプリは、どれもお客様の情報を手軽に管理することにより、リピーターの創生や流出防止に役立つものばかりなので、是非その活用を検討してみてください。

ToDo管理アプリ

店舗業務の中でも優先的に実施すべき、「やるべき」「忘れてはいけない」業務を管理することを、Todo管理と言います。

ここでは、そんなTodo管理をスムーズにする、おすすめビジネスアプリを紹介していきます。

2-1 DekaTodo  

「いついつまでに、あの業務をやってしまわなければいけない。」ということはわかっていても、ついつい忘れたり先延ばしにしてしまうということは、誰にでもあります。

そんな方におすすめなのが、「やるべきこと」と「期限」を入力しリストを作成、完了したものについてチェックを入れて管理をする、いたってシンプルなTodo管理アプリのこちらです。

このアプリ最大の特徴は、スマホ上でリスト化した「やるべき業務」が期限に差し掛かると、画面いっぱいにデカデカと表示されることです。

Todoが表示されている間は、Todo以外のものが一切表示されない様になっているので、「つい忘れた」と言い訳もできないTodo管理アプリとなっています。

参考:https://app-liv.jp/633391009/

2-2 Todoist 

こちらはスマホやタブレットのみならず、Windowsやchrome、Firefoxなどといった、数多くのプラットフォームで利用可能な、Todo管理アプリです。

やるべき業務の管理から、スケジュール管理までが無料でできるとあって、そのユーザー数は世界で1千万人を超えるともいわれています。

また、有料版である「プレミアム」ならタスクの共有も可能であり、「個人的」なTodo管理だけではなく、「チーム」として業務の改善を進めることができます。

参考:https://ja.todoist.com/
開発元/Todoist 価格/無料(有料版あり)

2-3 Any.Do 

Any.Doは、非常にシンプルながらわかりやすいインターフェイスと、操作性の高いTodo管理アプリとして、ビジネスマンを中心に人気があります。

タスクの追加はキーボード入力の他に、音声認識入力も可能ですしあらかじめ、

  • 電話
  • 入手
  • 会う
  • 清掃する

などといった、テンプレートも数種用意されいるので非常にスムーズです。

業務が完了してタスクを消す際には、文字を左から右にスワイプすれば、まるでペンで横線を引いたような表示がされ、その右端にある「×」ボタンを押せばきれいさっぱり消去されます。

Android、iosのどちらにも対応しており、基本的に無料で利用できますが、ios版ではスマホをシェイクするだけで、タスクを消すこともできます。

参考:https://app-liv.jp/497328576/

【ここがポイント!】
~プライベートでも活用できる~
Todo管理アプリは、日々の買い物での買い忘れ防止や、友人・知人との待ち合わせなどの約束事の管理など、プライベートなシーンでも役立ちます。

ですので、高機能なアプリはビジネスにおける業務改善に利用し、シンプルなものはプライベート用といった具合に、使い分けて活用するのもいいでしょう。

3、情報収集・管理アプリ

3-1 グノシー 

知ってる、使っているという方も多いはずの情報収集アプリが、このグノシーです。

エンタメ・経済・スポーツなどなど、多彩なジャンルにわたる旬のニュースをまとめてチェックできますので、ビジネスシーンにおける顧客との話題つくりに活用できます。

また、国内外の経済ニュースも数多く掲載されていますので、マーケティング戦略を練っていくうえでの材料が見つかることもあります。

参考:https://gunosy.com/

3-2 解凍ツール 

今や、パソコンであれば解凍ツールがインストールされていることがほとんどですが、スマホやタブレットではそうはいかず、出先で資料が必要になり店舗から送信してもらっても、圧縮データを解凍できないなんてケースもあります。

そんな時に大活躍するのがこちらで、ZIP・LHA・RAR・7zといった、主だった拡張子に1本で対応することが可能です。

また、パスワード設定が可能であり、機密性の高いデータを扱う際のセキュリテーも万全です。

さらに、操作手順テキストがすべて日本語であるうえ、完全無料でダウンロード・利用が可能とあって、多くのユーザーがビジネスシーンで活用をしています。

参考:https://android.app-liv.jp/000968780/

3-3 Office Lens 

こちらは「レンズ」という名前が表す通り、ホワイトボードや黒板、さらに書類や名刺、領収書などに至るまで、それをスマホなどで撮影することにより、表示されている内容をドキュメントとして、デバイス内で保存・管理・編集ができるスキャナーアプリです。

出席した会議の議事や各種重要書類を紙としてではなく、データとして管理ができるため、ペーパーレスによる業務改善を進めることに活用できます。

また、取り込んだデータは「OCR機能」に対応しているほか、パワーポイントやワード文書に変換できるなど、優秀なアウトプットツールとしての利用も可能になっています。

参考:https://android.app-liv.jp/002403364/

【ここがポイント!】
~情報入手・管理がビジネス効率アップのメソッド~
今や、ネットを通じて様々な情報が星の数ほど出回っていますが、その中から店舗業務に役立つものを「素早く」ピックアップし、マーケティングの材料にしていく必要があります。

また、入手できた情報をアプリでデータ化・見える化を施し、ペーパーレスを進めることで業務が効率化でき、情報処理の「スピード」もアップしていきます。

いずれの場合でも、キーワードとなってくるのは「速さ」であり、ビジネスにおいて重要なこの「速さ」を実現することこそ、ビジネスアプリの存在価値なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか、今回は少々いつもと本趣の変わった内容となりましたが、おすすめしたものはどれも、店舗の業務改善をサポートしてくれる、優秀なアプリです。

他にも、優れたビジネスアプリはリリースされていますので、自分の店舗の業種や規模、そして与えられた職務に合ったビジネスアプリを探して、活用をしてみてください。

ここがまとめポイント!

  • 業務改善を進めるには、顧客情報・Todoを管理するとともに、多くの情報を入手する必要がある。
  • 顧客管理アプリは、見込み客をリピータ化し、それを維持していくことに活用できる。
  • Todo管理アプリを活用することで、やるべき業務や忘れてはいけない業務の把握と実行がスムーズになる。
  • 情報収集・管理アプリによって、有効なマーケティング戦略を立てるための、「ヒント」を得ることができる。
小テスト:ECサイトを構築する際の主な工程
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【正解】1:アプリは暇つぶしやゲームを楽しむもので、業務改善のために活用できるものなんて存在しない。

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