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セブンミール がGoogleアシスタントで注文できるサービスを開始、音声認識で注文

セブンイレブンが展開している「セブンミール」は、365日、24時間年中無休でスマホでの注文を受け付けている弁当宅配サービスです。1回の注文につき最低500円(税込)から利用可能で、自宅やオフィスに宅配もできますが、セブンイレブン店舗でも受け取ることができます。

セブンミールはGoogleアシスタントを利用した音声認識による注文を地域限定で受け付けています。今のところ利用可能なエリアは東京都のみで、受け取り方法は店舗のみに限定されています。

また、2018年6月27日にはゼンショーホールディングスの「すき家」が人工知能が搭載されたスマートスピーカー、Amazon Alexaを活用した注文サービスを開始したことを発表しました。

音声認識による注文は今後どのように広がっていくのでしょうか。最新のニュースを交えつつ、メリットとデメリットについて述べていきたいと思います。

画像出典:セブンイレブン
https://7-11net.omni7.jp/general/sp/ga1806

セブンミールとは?

セブンミールは食事をスマホで注文して受け取ることができるサービスです。セブンミールを利用するメリットとしては次の点が挙げられます。

  • 日替わり弁当や健康に良い食事、また食材キットが選べる
  • 弁当や食材以外にもセブンイレブンの商品を注文できる
  • 入会金・年会費無料で利用可能
  • 最低注文金額は税込500円以上
  • 前日までの注文で翌日受け取り
  • nanacoポイントが貯まる
  • 月1回、口座振替またはクレジットカードで支払い可能
  • 指定した自宅やオフィスへ宅配可能、またはセブンイレブン店舗で受け取り

食事の際に日常的にセブンイレブンを利用する人や、外出するのが困難な人にとって便利なサービスです。

Googleアシスタントを使ってセブンミールを注文する方法

Googleアシスタントを用いたセブンミールの注文方法
画像出典:セブンイレブン

Googleアシスタントを使ってセブンミールを注文するためには、まずセブンイレブンの会員登録(7ID)を完了させる必要があります。Googleアシスタントを利用できるのはAndroid 5.0以上、iOS 10.0以上のスマートフォンです。

会員登録が完了したら、受け取り店舗(※東京都内限定)を指定します。その後、GoogleアシスタントとセブンミールをリンクさせることによってGoogleアシスタントで音声認識による注文が可能になります。

参考:セブンイレブン
https://7-11net.omni7.jp/general/sp/ga1806

連携が完了したらGoogleアシスタントに「セブンミールにつないで」と話しかけることで音声による注文を行うことができます。

すき家はAmazon Alexaを用いた音声認識注文サービスを実施

すき家はAmazon Alexaを用いた注文サービスを開始しました。Alexaに話しかけるだけですき家のメニューを注文することができます。

画像出典:すき家

注文は次のような流れで進めていきます。

  1. Amazon Alexaアプリのスキルで「すき家のお弁当注文」を検索後有効にする
  2. 「すき家のお弁当注文」で受取人の情報入力
  3. 注文時にAlexaに「アレクサ、すき家の牛丼を開いて」と話しかけて注文を進めて行く

商品はテイクアウトできる全メニューから選ぶことができ、受け取りはすき家店舗で行います。

参考:すき家
http://www.sukiya.jp/special/2018/amazonalexa/

Amazon Alexaに話しかけて席で注文できる居酒屋も

複数の飲食店を運営しているロイヤルダイニングは、AI・ロボット開発企業のヘッドウォーターと協力し座席にAmazon Echo Dotを備え付けることによって来店客が店員を呼ぶことなく注文を完了させるオーダー専用席を設置しました。

「Alexa、メニューを開いて」というキーワードにアレクサが反応し、注文を取ることができます。

注文以外にも店員を呼ぶ、おすすめを訊く、また会計をするといったリクエストも行うことが可能です。

オーダー内容はチャットで厨房に伝わるようになっており、一度注文したあとにキャンセルすることもできます。この方法だと店員が都度注文を取りに来る必要もなく、聞き間違いなどによるオーダーミスを減らすことができます。

2018年3月19日から開始されたこのサービスは、今のところ「天空の月 渋谷店(東京都渋谷区円山町5-18 道玄坂スクエア3F)」のみで利用することができます。

参考: Headwaters
https://www.headwaters.co.jp/service/ai/smart_speaker/alexa_seat.html

Alexaのようなスマートデバイスを用いた音声認識による注文は、日常的に多忙な飲食店やスタッフの確保が難しいときなどに活躍しそうです。

音声認識を活用した注文のメリット

音声認識による注文方法を導入することによって消費者はより簡単に買い物をすることができるようになります。ネットで画面を見ながら注文するのではなく、デバイスに話しかけるだけで注文や買い物が完了するので、面倒な購入プロセスを踏みたくない人にとっては便利です。音声認識による注文は目の不自由な人が買い物をするときにも役立ちます。

企業にとってもメリットがあり、飲食店や小売店、またファストフードやカフェ、ドライブスルーなどで導入されていくでしょう。日本ではサービス展開されていませんが、コーヒーチェーンのスターバックスでは「My Starbucks Barista」というアプリで音声認識による注文を実現しています。My Starbucks Baristaは最初アメリカで実験されましたが、その後韓国でも同様の音声認識で注文できる機能をSamsungの新しいAIアシスタントBixbyによって利用できるようになりました。

参考:BLOGOS
http://blogos.com/article/208243/
参考:Starbucks
https://news.starbucks.com/press-releases/starbucks-korea-debuts-voice-ordering-through-samsungs-bixby

2018年1月に米ラスベガスで行われたCES2018というイベントでは、TOYOTAがトヨタ車やレクサスにAlexaを導入することを発表しています。

参考:Response
https://response.jp/article/2018/01/10/304515.html

音声認識を搭載した車が流通するようになれば、車を走行中ドライブスルーへ到着する前に商品を注文するという未来も実現するのかもしれません。

音声認識による注文は会話ログから消費者の思考プロセスのデータを取得することも可能で、注文内容のデータも合わせてマーケティングにつなげていくことも期待できます。

音声認識による注文の問題点

日本の少子高齢化による人手不足を考えると、音声認識による注文を導入する企業が増えていくと考えられますが、問題がいくつかあります。問題点として次のようなものが挙げられます。

商品情報の閲覧は別の画面で見る必要がある

ネット注文では商品画像や商品詳細について確認・比較したあとに注文することができますが、音声認識による会話型の注文では淡々と商品の注文を進めるだけで、「商品をリストの中から選ぶ作業」は別で行う必要があります。

商品名や番号をどれくらい正しく言うべきか

商品番号や商品名を正しく伝えないと認識されないという問題もあります。人が注文をするときに長すぎる商品名をどう省略するかも考えなければいけません。

大量の注文を行う際は面倒

大量の商品の注文を行う際は、定型の会話が何度も繰り返されることはストレスになります。そのような場合はタブレットなどの端末で商品を選択し注文する方が便利でしょう。

音声が正しく認識されないことや勘違いによる誤発注も考えられる

スマートスピーカーに発話者の音声が正しく伝わらないことにより、間違った注文をしてしまうことも考えられます。また音声のみで注文を行う場合は視覚情報が得られないので、思っていたものと違う商品だったということもあり得るでしょう。

プライバシーの問題

音声認識による注文は会話が記録されるため、プライバシーの問題があります。特にスマートスピーカーは指示の聞き間違えで起動することがあり、会話が録音される可能性もあります。アメリカで起こった事例として、Amazon Alexaがある夫婦の会話を意図しない場面で録音し第三者に音声データを誤って送信したという問題がありました。

参考:ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1805/27/news010.html

会話が録音される可能性を嫌う消費者もいると想定されるため、音声認識による注文はあくまでも消費者の選択肢のひとつとして導入したほうがよいでしょう。

まとめ

今後、音声認識による注文は導入する企業が増えて行くと考えられます。しかし音声認識の精度や使い勝手についてはまだ改善の余地があるため、もし導入を考えている場合はメリット・デメリットを十分理解した上で判断した方が良いでしょう。

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