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次世代型店舗の実現に向けて!顔認証?やっぱりセルフレジ?リテールテックJAPAN2018レポート

2018/3/6(火)~3/9(金)開催のリテールテックJAPANは、「決済・キャッシュレス化、人手不足対策、オムニチャネル、物流関連システムなど、流通業のサプライチェーンとマーケティングを進化させるIT機器・システムを紹介する」流通情報システム総合展です。
小売業界の注目を集める、新技術はどのように活用されているのでしょうか。
速報レポートです!

無人店舗を見据えた挑戦:エスキュービズムのセルフレジ

エスキュービズムではエプソン販売株式会社様のブースにて、セルフレジを展示しました。
関連記事:Orange Operagionセルフレジ機能

Orange Operationは店舗運営支援を行うための機能をそろえており、モジュール群の一つとしてセルフレジ機能があります。顧客ニーズが多様化し小売業界が再編に向けて激動する中、Orange Operationは機能をモジュール化し、時流や業種業態に合わせて必要な機能を組み合わせて導入できるメリットがあります。スマートデバイスでのセルフレジ化は、無人店舗システムの開発を見据えた挑戦となっています。

デモ展示機器紹介
  • タブレット iPad Pro 10.5インチ
  • 自動釣銭機 つり銭機300シリーズ「RT-300」「RAD-300」「RT-380」「RAD-380」(グローリー株式会社)に対応
  • レシートプリンター TM-T88V-DT(セイコーエプソン株式会社)
  • バーコードスキャナー OPN-3200Si(ウェルコムデザイン株式会社)

タブレット、プリンター、自動釣銭機、スキャナーという必要最低限の機器構成で、サイズ的にもコスト的にもコンパクトで導入しやすいセルフレジです。

顔認証や静脈(手のひら)認証など、最先端技術の開発も重要ですが、セルフレジ、セミセルフレジの普及もまだまだ全国的とはいえない小売店の現状では、一般消費者が使いやすいセルフレジの追及も必要と考え、エスキュービズムでは開発を続けています。

ウォークスルー店舗はどこまで開発が進んでいる?

Amazon GOのオープンもあり、最新技術を活用したウォークスルー型店舗の参考展示が各社で行われていました。

NEC:ウォークスルー顔認証システム

http://jpn.nec.com/solution/face-recognition/index.html
NECのウォークスルー顔認証システムを活用した未来型店舗のコンセプト展示が行われていました。
最初にユーザーの顔を撮影、ID登録し、クレジットカードと紐づけることで、店内の商品購入がスムーズになります。

サインポスト:AIコンビニ

JR東日本の大宮駅で実施されたAIコンビニをデモ展示。天井に取り付けられたカメラで顔認証を行い、陳列棚から取り出した商品と紐づける仕組みで、決済は交通系ICカードで行います。
まだ実証実験中ということで、デモ店舗に入れるのは一人ずつ、レシートと実際の購入商品との突合を行う必要があるなど、開発の余地を残しています。

天井部に取り付けられたカメラ

富士通

静脈認証を活用したウォークスルーショッピングを提案していたのは富士通。2タイプの決済方法で多様な可能性を提示していました。

1:手のひら静脈認証+RFID認証

RFIDタグをつけた商品をカートに入れ、ゲートに進むと一瞬で計算が完了しました。決済はゲートに手のひらをかざし、静脈認証を行うだけ。カートを押してそのままゲートを通過できます。

2:カートでのセルフスキャニング+精算機

カートにバーコードスキャナーを取り付け、買い物をしながらユーザーがセルフでスキャニングを行い、精算機で精算をする仕組みも展示されていました。
このタイプは富士通だけでなく、パナソニックやデンソーウェーブ、DNPなど、それぞれが持つ技術を活用した新しい提案を行っていました。

VINX:Future Store

無人チェックアウトやAIを活用した接客提案が可能な「Future Store」の展示を行っていました。株式会社イシダの協力による陳列棚の棚板に秤機能を搭載したアイデアが印象的でした。

DeepBlue Technology

上海の企業DeepBlue Technologyも出展しており、昨年話題になったBINGO BOXのような無人店舗に活用できそうな自動販売機を展示していました。
静脈認証とAripayなどのモバイル決済アプリを紐づけ、自動販売機の扉の開閉を制御。自動販売機から取り出した商品は、扉が閉まると決済される仕組みでした。

まとめ

小売業界の再編や技術革新により、激動の時代を迎えている現在ですが、古い価値観から脱却し、まったく新しい買い物体験ができる小売のミライが見えてきています。
セルフレジ・セミセルフレジだけでなく、次世代型のウォークスルー店舗の実現に向けた動きが活発になってきている印象を受けたリテールテックJAPAN2018でした。

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