• このエントリーをはてなブックマークに追加

レストランにおけるデジタルサイネージを使ったマーケティング

最近では携帯電話やタブレット、TVなどを利用する際はオンデマンドで新しいコンテンツに常にアクセスができるということは普通のこととなってきていますが、この傾向はより幅広い分野・業界において見られるようになってきています。

今回見ていくレストラン業界においても、様々なプロモーションなどを消費者にリアルタイムで伝えていく事は非常に重要ですが、その際に「スピード」「利便性」「インパクト」を兼ね揃えたデジタルサイネージの持つ可能性は特筆に値します。

解説:「Signage」は英語で、もともとは標識という意味です。商業ではデジタルサイネージは電子看板という意味で使われます。
日本での市場規模は2020年に1600億円と予測されています。

心に響くコンテンツ

レストランにとって、デジタルコンテンツはエンターテイメント面だけでなく、ブランドメッセージを浸透化させたりメニューの効果的なプレゼンテーションといった面でも便利です。ここでは特に「色」がもたらす心理的効果について考えてみましょう。

「赤」はファストフードに

色の専門家の多くは、赤という色はファストフードショップには適しているものの、ゆっくり座って時間を過ごすタイプのレストランには向いていないとしています。
基本的には、赤は心拍数を上げて食欲を刺激する一方で、その場所に長居する気持ちにさせないという効果もあるようです。

「緑」はカジュアル・ヘルシーレストラン

緑という色は、気持ちを落ち着かせてすがすがしい気持ちにさせてくれる効果があります。
したがって、この色はお客様にゆっくりしていってもらいたいカジュアルレストランに最適です。
また緑は新鮮さ、ヘルシー、自然などといったイメージも連想させますので、この点も上手に活用すると良いでしょう。

温かみのある「茶色」系は高級レストラン

茶色系もリラックス効果がありますので、ゆっくりとコース料理を楽しんでほしいレストランなどには適しています。ただ、あまり明るい色味ではなく、落ち着いた茶色系を選ぶようにしましょう。

デジタルコンテンツあれこれ

レストランにとって、デジタルサイネージを通してエンターテイメントを提供したりメニュー詳細情報を表示する事例は複数あり、例えば店内の壁や屋外のドライブスルーエリアに設置するのが一般的です。

ファストフード店のほとんどはドライブスルーサービスを展開していますが、デジタルメニューディスプレイは電気コードを含めて完全に保護することで極端な寒さや暑さの環境下でも一定の電気消費量を保つことができます。

またファストフード店のディスプレイには防水・防塵規格IP68クラスの製品をお勧めします。
このクラスであればホコリや氷結、一時的な水没、ひいては極寒・猛暑といった極端な環境下でも作動することが保証されています。
加えて、ディスプレイを人の目から離れた場所に設置する場合は衝撃に強いガラスを使う事も必要です。

さらには光学的な見地からも考えて作られているディスプレイはギラツキを押さえたり耐久性を向上させることになり、屋外のディスプレイでは特に偏光レンズの眼鏡でも読むことができるような仕様にすることも重要です。
このような点を考慮しつつ、ディスプレイ内容自体が読みやすい照明をアレンジすることも優先順位を上にして考えたいところです。

この他にも、新メニューの紹介といった点でもデジタルサイネージは大きな効果を発揮します。
つまり、タッチスクリーン式のディスプレイで詳細を表示すればオーダーをする前に十分な情報を提供できますし、新メニュー発表のこすと知したい情報を載せた広告をいちいちプリントする手間やコストも省けるというわけです。

デジタルサイネージのメリット

このようにデジタルサイネージには「お客様に情報を提供する」というためだけでなく、お店側にも大きなメリットをもたらします。

柔軟性

デジタルサイネージはコンテンツを柔軟に変更させることができます。
おススメ商品、新商品、売り切れ商品などのお知らせを必要に応じて素早く表示・削除するだけでなく、モーニングメニューからランチメニューへの切り替えもコンピュータからの操作で簡単に行うことができるのです。

セールスアップ

見ているだけで楽しくなるようにアレンジされた表示コンテンツはそれだけで興味を引くものですし、自然と消費者の財布の紐も緩くなりがちです。
また、その効果を利用してよりヘルシーなメニューのプロモーションなどにも効果を発揮します。

コスト削減

古くなった看板やメニューの作り替えにかかる費用も削減できますし、メニュー変更やプロモーションを実施する際も表示されるデータを変えるだけで済みます。

デジタルサイネージが外食業界にもたらす影響

ヘルシー志向やアレルギーを持った消費者に対して、メニューの詳細情報を明確に表示できるということは大きな強みです。
単に値段が安いかどうかというよりも、カロリーや脂肪などの数値を気にする消費者は最近特に増えてきていますから、しっかりと情報を示すことで消費者に安心感を与えることができるのです。

アメリカにおいて、メニューに栄養価情報を記載するよう義務付けるFDA(アメリカ食品医薬品局)の新しい法律が発表された際には食品業界に大きな衝撃が走りましたが、しっかりと栄養価情報を表示するということは実際のところはレストラン側、消費者側ともに有益な結果をもたらしてくれると言えるのです。

それを踏まえて、このテクノロジー全盛の時代ですからデジタル看板を積極的に採用して消費者のニーズを満たし、同時にセールスアップにも結び付ける賢い活用の仕方をしていきたいものです。

この記事はMarketing and Digital Signage for the Modern Restaurantの記事を本ブログが日本向けに編集したものです。

ECのミライを考えるメディア:編集部より

デジタルサイネージの飲食店での活用方法を考える記事をご紹介しました。
マーケティング戦略に即時対応できるデジタルサイネージは、ポスターなどの紙媒体に替わる広告手法として街中でもよく見られるようになりましたが、レストランなどの飲食店でも今後活用が広がっていくと期待されています。
季節ごと、イベントごとに変わるメニューの掲示だけでなく、タッチパネル方式にして決済システムを組み込めば、その場で注文を取ることも可能です。
コンテンツ作成用のフリーソフトが配布されていたり、ソフト、ハードがセットになったデジタルサイネージのレンタル事業を行っている企業も登場するなど、価格面で導入に至っていない店舗の方でも導入しやすくなっています。
コストダウンだけでなく、お客様の利便性もアップできる店舗運営方法のひとつとしてデジタルサイネージをとらえてみては如何でしょうか。

記事に関連するサービス
  • ORANGE POS
  • デジベル

S-cubism ニュースレター登録

S-cubism ニュースレターとは

ページ上部へ戻る