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人手不足解決の切り札になるか?スマホで注文、決済!デニーズで時短ランチを体験してみた

オフィスワーカーやオフィス街に出店する店舗にとって、客足が集中するランチタイムは戦争に等しいものです。お昼休みという限られた時間で食事をすませるため、なるべく無駄の少ない効率的なランチ需要が高まっています。

各社は自販機による弁当注文や、事前注文&決済アプリなど、社内から手軽に食事を調達できる手段の開発、リリースを始めています。

そんな中、ファミリーレストランのデニーズ新宿中央公園店では「スマホで注文と決済を行う」デジタル注文決済サービスを開始しました。

さっそく、「店舗運営のミライを考えるメディア」スタッフ2名が体験してきましたので、レポートをお伝えし、事前注文などの時短ランチの事例をまとめました。

デニーズで体験!アプリ不要のスマート注文

現在、スマホでの注文決済サービスを行っているのはデニーズ新宿中央公園店のみ。西新宿のビル群の中にあり、東京都庁もすぐ近くという立地で、ランチ時は混雑する店舗でしょう。

スマホでの注文決済サービスは平日の11時~15時限定で、ランチタイムの混雑緩和の意図があると考えられます。

店舗情報:
デニーズ新宿中央公園店
https://shop.dennys.jp/map/2669

店頭のポスターや、テーブル上のシールなどでサービス訴求がありました。

店舗スタッフの説明を受け、スマホでQRコードを読み取ります。

メニューページが開き、スマホ上で注文を行います。
スマホからの注文でお得になるメニューもありました。

2名のスタッフは、それぞれのスマホから食べたいメニューを注文します。

注文を確定し、決済へ進みます。
クレジットカード決済か、携帯電話のキャリア決済を選択することができました。
docomo、au、ソフトバンク・ワイモバイルのキャリア決済を利用可能です。

決済が終わると決済通知が届き、注文履歴が表示されました。

あとは、注文した料理が届くのを待つだけ。

料理が配膳され、同時に会計済みのスティックが渡されます。

退店時に、スティックを所定のケースに入れて終了です。

スマホでの注文決済サービス、時短ランチのメリット

注文・決済を終えるまでに、店舗スタッフは案内と説明を行っただけでした。
店舗側はスタッフオペレーションを効率化できます。
前払いのため、万が一の食い逃げといった損失がありません。

ランチ時の会計は一人一人別々のことが多いため、レジに行列ができやすくなります。口頭での注文の場合レシートは1テーブルにつき1枚ですが、ユーザーがそれぞれのスマホで注文するため、レジで別会計を行う必要もありません。

ユーザー側はQRコードからURLを読み取るため、別途アプリをダウンロードする必要がないのが魅力です。
注文と決済までスマホで済ますことができ、スタッフを呼ぶ手間や、レジの待ち時間などで貴重なランチタイムを削ることがなくなります。

今後に期待!改善ポイント

利用にあたっては、以下の注意事項を確認しておく必要があります。

 ・nanaco はご利用いただけません
・商品券、クーポン券はご利用いただけません
・本サービスのご利用は店内でのご飲食に限らせていただきます
・アルコールメニューのご注文はできません
・紙のメニューブックと一部内容が異なる場合がございます
・パケット代(通信料)はお客様ご負担となります
・本サービスにおけるセブンカード/セブンカード・プラスのご利用時は、一般加盟店と同様、基本ポイントの付与されます
引用:https://www.dennys.jp/pdf/180912.pdf

期間限定のサービス(デミ煮込みハンバーグを注文するとライスが無料)や、価格が割引になるメニューがありました。割引価格は、デニーズのアプリのクーポンと同じ金額で、サービスによって価格格差が無いように調整されているようです。

ただしメニューが日本語のみのため、多言語対応もほしいところです。
必要最低限の機能での運用開始と思われるため、改善を行って今後導入店舗が拡大していくでしょう。

ランチタイムを有意義に!時短ランチのバリエーション

自販機でお弁当を注文できる「宅弁」

「宅弁」は、サントリービバレッジソリューションがぐるなびと共同で開発したサービスです。
「宅弁」は自販機を活用した法人向けのサービスで、職場に設置された自販機から宅配弁当の注文をすることができます。
ドリンクを買うのと同じように弁当注文ができるこのサービスは、順次拡大の予定があるものの現在のところは東京都中央区、港区、千代田区、品川区の一部エリアで運用がスタートしています。
「宅弁」にラインナップされる弁当は1日1品日替わり制で、職場近くのレストランが提供するものです。注文受付は午前8〜10時の間となっており、この時間内に自販機から注文を出すと、12時に職場へ弁当が届くシステムになっています。
なお、自販機を使って注文すると専用のコインが付与され、これを使ってドリンクを買うと10円引きになります。

宅弁 SUNTORY ぐるなび
https://delivery.gnavi.co.jp/premium/takuben/

マクドナルドもスマホでの事前オーダー&ペイへ動き始める

2018年2月、日本マクドナルドは、スマートフォンを活用した事前注文や決済を国内の全2900店に導入する方針を発表しました。企業の電子化の柱としてスマホ対応におよそ600億円(3年)の投資をおこなうとしています。
2018年8月に行われた実証実験ではクレジットカード決済のみでしたが、スマホからの注文がキッチンへとダイレクトに伝わる仕組みを導入、モバイルオーダーの取り組みが前進しました。

テイクアウト注文アプリ「Doggy Bag」

2017年にリリースされた「Doggy Bag(ドギーバッグ)」は、テイクアウトをおこなっている飲食店と持ち帰り料理を購入したいユーザーをつなぐプラットフォームです。
パートナー店舗は、iPadアプリから注文の受付と決済までをすべておこなうことが可能で、指定の時間に訪れたユーザーへ、待ち時間なしで商品を提供できます。
「宅弁」がオフィスにターゲットを絞っているのに対して、「Doggy Bag」は時間を指定することなくサービスを提供しています。これは惣菜やテイクアウト食品を自宅や職場で食べる「中食(なかしょく/ちゅうしょく)」のニーズに向けたもので、住宅街などにもパートナー店舗を増やし、仕事帰りにテイクアウトを受け取って自宅で食べる共働き世帯や多忙な単身者、介護世帯なども活用しやすいアプリといえます。
「Doggy Bag」は、現在のところ東京都、神奈川県を対象に利用されています。

テイクアウト注文アプリ「Doggy Bag」
http://doggybag.jp/

大丸東京店「お弁当WEB予約決済サービス」

大丸松坂屋百貨店は、大丸東京店地下1階「ほっぺタウン」内の21店舗において、「お弁当WEB予約決済サービス」をスタートさせました。
大丸東京店は新幹線を乗り降りする旅行者だけでなく、周辺企業からの弁当宅配ニーズが高く、ネットで事前に注文とクレジットカード決済を済ませ、待ち時間なしで弁当を受け取るサービスは「時短」の観点からも支持されそうです。

大丸東京店「おべんとうWEB予約決済サービス」
https://daimaru.oderapp.jp/

モバイルオーダーのポータグルメ「寿司ブリトー」

2018年にオープンした寿司ブリトー専門店「beeat sushi brito Tokyo」。
テイクアウト専門で、オンラインでのモバイルオーダー、決済はキャッシュレス。受け取り時も指定されたボックスの中から商品をピックアップするだけで、接客するスタッフもいないという形式です。
受取時間を注文時に指定できるため、店に着いてから商品が出来上がるまで待つ時間もありません。
時短ランチにぴったりのポータグルメ(持ち運びができるグルメ)といえます。

https://beeat.jp/

まとめ

ファミリーレストランや弁当店などの取り組みをご紹介しました。
時短ランチはユーザーの利便性、効率化を図るだけでなく、店舗運営側にも無駄のないオペレーションをもたらす現代的なシステムです。

人手不足と言われる昨今、こうした時短システムの導入は今後も増えていくと考えられます。

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