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【UI大論争】店舗UIの歴史を学び、現在を見据え、未来を予測する

昔と今では、実店舗(コンビニやスーパーなど)の”UI”が大きく変わって来ました。

様々なものが変わっていく中、将来に備えるためにも今後のことを少しでも予測したいもの。
とはいえ、この変化の激しい時代、先を見通すことは困難ですよね。

ではどうするべきか。

その回答は

  • 過去を学び
  • 現在を再認識し
  • 未来を見据えること

だと考えます。

そこで、この記事では店舗の昔~未来にかけての変遷や大きな動きを掴み、未来を一緒に考えていきます。

「店舗のUI」というと、難しい感じがしますが、大きな流れを掴むに当たっては複雑な内容や難しい専門用語は必要ありません。
具体例を踏まえながら、一緒に考えていきましょう。

【前提】UIの定義:ユーザーの目に入る情報全て

そもそも“UI(ユーザーインターフェース)”とは何か。
意外と人によって認識が違うのがこの言葉です。

そこで、この記事における”UI”の定義づけをすると、それは「ユーザーの目に入る情報全て」です。
「店舗のUI」であれば主に店内の目に触れるもの全てを指します。

では、店舗のUIは過去から現在までどのように変わって来たのでしょうか?

ここからは、店舗のUIの変遷を時代ごとに見ていきます。

昔のUI:無駄が多く、みんな忙しい

まずはUIの昔を遡ってみると気付くことは、「無駄が多い」ということ。
そして、無駄が多いため「儲かるためにはたくさん働く」必要があります。

その結果として、「みんな忙しい」状況に陥っていました。

さて、それでは具体的に「無駄が多い」というのはどういうことでしょう。思い出してみてください。

店舗の決済UIの昔

実店舗、例えば小売店においての話です。
昔は店員さんが手作業でそろばんや電卓で、お会計をしていました。

もちろん支払い手段は基本的に現金のみ。

一つ一つの会計に時間がかかる上に、人力の部分が多いのでミスが起こる可能性も高いです。
ミスが起これば、当然ですがその確認や修正に大きく時間がかかりますよね。

店員の時間も、お客さんの時間も、管理者の時間もたくさん必要です。「みんな忙しい」原因ですね。

店舗のUIの現状

実店舗では、レジスターの登場後、様々な技術開発が進んでいます。

決済について、自動釣銭機やセルフレジを筆頭に、無駄な労力の削減が進みました。
また、支払方法も多様化が進んできており、初めはクレジットカード払いや、電子マネー。最近ではスマホ払いや仮想通貨払い。その顧客の持つ決済手段に合わせて、支払方法は多様化してきています。

ただ、あくまでもレジには人が必要ですよね。
つまり、実店舗において「無駄は減ってきたものの、人手は必要」という状態です。

UIの未来:無駄がなくなる。余白ができる。

UIの今後に起こるのは、このままの勢いでどんどん無駄がなくなり、ストレスが0になっていくということ。
つまり、最短で適切なものが買えるようになっていくと考えられます。

では、その「無駄がなくなる」というのはどのように実現されていくのか、考えて見ます。

店舗のUIの未来

店舗UIの未来は、店舗における直接の会計が不要になっていく可能性があります。

Amazon GO

その1つの形が「Amazon Go」
これは、お客さんが店内に入ってから外に出るまで、一切のお会計を不要とするものです。
各種センターとAIの働きで、「誰が」「何をとったか」というのを正確に計測し、そのお客さんのアマゾンアカウント宛に請求がいきます。

このようにして、「時間のロス」が減っていくのが店舗の未来です。

品川駅ホームのアシックス

もう1つの形が「品川駅ホームのアシックス」
これは、駅のホーム上に設置された店舗で、購入「も」できるショールーム、ポップアップショップといえるものです。
ホーム上にあるので狭く、あまり在庫も置けないのですがそれで問題ありません。
というのも、あくまで店舗では見てもらうだけで実際の購入のメインはECにて行われるからです。
実店舗自体を「ECのための広告」として扱うことで、狭くてもたくさんの人が通るところに店舗があれば多くの認知を獲得できますよね。

さらに靴など、実際に試着が重要なものはまだまだネット上では購入されにくいですが、その障害も突破できているので、購入率の上昇も見込めます。
つまり、インターネットでたくさん売るために実店舗を使うというのが合理的な選択肢になってきているということです。「店舗は店舗、ECはEC」といった区分がなくなってきているともいえます。

まとめ

無駄が多くみんなが忙しかった昔から、技術革新によって世の中が便利になってきています。

UIの改善により生まれた時間を使って、人間は何をするべきか。
そして、その人間に対してお店は何を提供していくべきか。

技術の進歩を嫌がるのではなく、進んで吟味し、便利さによって得られた時間で次の一手を考え続けることが必要になりそうです。

この記事を書いた人
佐々木ゴウ

大手Sierや、ECコンサルティング会社での経験を活かし、ファッションや食品などの各種商品ジャンルから、バックオフィス、ITインフラ系まで幅広く執筆が可能。webライティングの講師や、メディアコンサルティング、採用系メディアの編集長なども請け負っている。趣味は盆栽。

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