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店舗運営におけるストレージ統合のメリットとは

情報通信技術の進化は、インターネットに限らず様々な分野での可能性の構築に役立って来ました。

当初は人と人とがつながるスピードを少しでも早くしていきたいというものであったのが、今では少しでも多くの情報を効率的に集めていくことにフォーカスが当たっているようにも思えます。

情報化時代において、個人の些細な情報も数万・数億と集めることができれば強力なデータとなります。最近ではビッグデータと呼ばれ、インターネットなどを介して得られる膨大な量の情報から有益な推測や売上向上のための手がかりを入手し、マーケティングに活用していくという動きが活発に行われています。

しかしそのようなトレンドの中でしばしば問題になって来るのがストレージの問題です。データは無形とはいえ、どこかに保存することで利用することができるものですから、それを保存しておくのにもコストがかかります。

ストレージは現実の倉庫と同様、有限であり、いかに少ないコストで効率よく保管していくか、というのが問題になります。

そこで考えていきたいのがストレージの統合です。規模が大きくなると各部署などによって別々にストレージを管理するということがあったかもしれませんが、ストレージを社内で一括管理してしまうことで、スマートにストレージを運営していこうというものです。

今回はそんなストレージ統合についての概要や、それに付随するサービスなどについてご紹介します。

  • 徐々に圧迫するストレージ運用コスト
  • ストレージ統合でコスト面での成果が期待
  • クラウドサービスも積極的に活用したい

ストレージ統合の概要

ストレージは必要に応じて追加していく、というのが一般的な取り扱いかと思います。少しづつストレージを補充していくのは確かに経済的なのですが、一方でストレージを継ぎ足していくように拡充していくことで、ストレージ同士での連携が取れなくなっていくこともよくある話です。

ストレージ周りで生じる主な問題

サーバ毎に異なる管理方法を採用していたり、部署毎で保守担当が違っていたりすれば、ストレージを共有することが難しく、各ストレージに微妙な容量残りが発生したり、別々のストレージを管理するためコストがかさんでいくという問題も発生していくようになります。

まだ既存のサーバーに余力があるのにもかかわらず、サーバーを単体づつでしか管理できないことにより、余力を持て余したまま新しいサーバーを導入せざるを得ないという状況が続くというわけです。

また、サーバーの維持費も単体で管理したままとなると、最初こそ大きなコストには膨らまないものの、必要とするストレージが大きくなるにつれて徐々に膨らんでいきます。

サーバー毎のコストパフォーマンスも単体での管理であれば徐々に低下していきます。

ストレージに余裕のあるサーバーがあるのに新しい本体を導入せざるを得なくなってしまうことで設備コストがかかり、新たなサーバー保守のための人員を配置したり、サーバー毎の電気料金がかさんでくるなど、多くのデメリットが規模の拡大に合わせて顕在化していくのです。

余計にサーバーを増築するのは社会貢献の面でも悪い影響を与えてしまいます。サーバーがむやみに増えることで消費電力が増え、ハードウェアから排出される熱によって室温や気温の上昇に拍車がかかり、冷房設備の強化が必要になるなど、クリーンさの失われた環境に悪い運営が続いてしまうことになります。

日本の行動経済成長期には工場などから排出される産業廃棄物が問題となりましたが、IT化の進む現代ではこのようにハードウェアから排出される熱がしばしば環境問題を語る上で議論される問題になるのです。

状況に応じて柔軟に活用できるストレージ統合

そこで考えていきたいのがストレージの統合です。散り散りになっているデータや空きストレージを一つの管理下におくことにより、分散されていたストレージでは得られなかった様々なメリットを享受することができます。

ストレージの統合方法にはいくつかの方法がありますが、主に目的や予算によってこの方法は変わります。例えば分散されたデータを一つの統合ストレージに収めるケースや、ファイル・サーバーをそのまま統合してしまうケース、そこにアプリケーションサーバーを加えるケースなど、ここの事例に応じた柔軟な対応が基本的には可能です。

また、このようなストレージの統合は一度行うと変更がきかないというものではなく、後から付け加えていくことも可能です。例えばお試しでコストの低いストレージ統合を採用してから、徐々に大規模な統合を進めていく、ということもできるようになっています。

ストレージ統合によるメリット

ストレージを統合することによるメリットは、前述のようなデメリットを解決することが可能になるというのが大きいでしょう。

コストパフォーマンスの向上

まず、各ストレージに残されている容量を余すことなく使えるようになることで、無駄な増設を行わずに済むようになります。統合されたストレージ上では、中途半端に使用率に余裕があるという状態がなくなってしまうため、既存のサーバーで最大限のパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

また、運営・保守に必要な人員も削減することが可能になります。これまではここのサーバー毎に管理用の人員が必要となっているケースもあったのですが、ストレージを統合してしまうことで一括管理が可能となり、余分な人員を割く必要がなくなります。

クリーンな運営

環境に優しい、社会に貢献できる企業の実現にも役立ちます。サーバーの効率化を行ったことで必要以上に維持コストがかからなくなり、結果的に排熱量や電力使用量を抑えることが可能になります。
また、単純に維持費用の削減にもつながるため、環境に配慮した設備を整えることは会社の財布にも優しいと言えるでしょう。

災害対策

ストレージを統合したことにより、災害対策も容易になります。これまでは独立したサーバーをバラバラに管理していたために、セカンダリとしてのバックアップの管理も難しいものがありました。

しかしながら一括でストレージを管理できるようになったことで、もしもの時に備えたデータのバックアップも管理しやすくなり、災害時にはバックアップデータを素早く起動し平常運転が可能になるようセッティングしておくことができます。

企業の災害対策は現在国を挙げて積極的に推進されており、サイバーテロや自然災害など、未曾有の危機に備えた際にも経済活動を遂行できるようにと取り組まれています。ストレージ統合などシステムの合理化はそういった災害対策にも役立つため、そういった保険も兼ねて積極的に導入することをオススメします。

積極的に活用したいクラウドサービスの存在

また、現在は自社サーバーではなくクラウドを活用したストレージが主流となっており、クラウドサービスとして統合ストレージを提供している会社も存在します。

・Cloud Backup
https://www.netapp.com/jp/products/cloud-storage/altavault-cloud-backup.aspx

自社での管理が困難になり、コストパフォーマンスに見合わないということであれば、このようなサービスを活用するのも一つでしょう。

クラウドサービスはデータの取り扱いを主なサービス内容としているぶん、セキュリティは一企業のそれよりも格段に優れており、バックアップもいくつものサーバーに分けて用意されているということがほとんどです。

自社ストレージの統合が困難であれば、クラウドサービスの利用も検討していきましょう。

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